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減量方法

2015/09/19
私が考えた住宅の減量方法について、少し書いておきます。
下の図面が既存の平面図ですが、郊外に有り余る空家はこの家族サイズのものが多いと思います。
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1人では絶対使い切らないです。
また、減量住宅の特性からして、生活に対しての家のボリュームは大きくなるので、
いくつかのルールに乗っ取り、減量していきます。
減量住宅が、郊外をはじめとする空家を活用するため、建築として生かす為の手法であるので、
今回の取手の物件で試している部分、感じた部分も含めて書きます。
 
 
まず、家全体と自分の生活のボリュームを計る為に
動線の最深部に寝室、又は生活の中心になる居室を設けます。
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その後は1〜2ヶ月、その状態のまま生活をし、家と生活を計り、知っていきます。
人で言えば、BMIや体脂肪率のようなものでしょうか。
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黄色が一番奥に設けた寝室で、緑が動線、オレンジは目的があり利用する事がある場所、
塗られていない部分は一切使用していません。
こうなると、理想体型が少し見えてきます。
そんな体験をしているなか、私が気になる部分、それは玄関です。
動線最深部に生活の中心を設けた場合、単純にすべて不必要であれば、
玄関がセットバックし、家の中に食い込んでくるはずです。
でもそれだけではないがしています。
なので、(なので?)とりあえず、明日は玄関を減量してみます。
生活に対して家が順応するのです。
家に対して生活が順応するのが一般的で、常識的ですが、
その逆はどうなるのか。
また、生活に対して順応し、減量された部分の空間はどんなものになるのか。
今後、楽しみにしていてください。